第29回日本Mテクノロジー
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第29回日本エム・テクノロジー学会大会演題速報 (受付順)

演題名 メディカルチェックを含む体力・栄養評価システムの開発
氏名 大櫛陽一
所属 東海大学医学部医用工学情報学
連絡先 〒259-1193 神奈川県伊勢原市望星台
TEL 0463-93-1121 ext.2140
FAX 0463-96-4301
E-Mail youichi@keyaki.cc.u-tokai.ac.jp
抄録 1.目的 厚生労働省が進める「健康日本21」のように、これからの健康管理は 一次予防を中心とした積極的な健康増進が必要と思われる。 我々は、メディカルチェック、各種体力評価、栄養評価、ライフスタイル調査を総合的に処理するシステムを開発したので報告する。

2.方法 当学会でも報告した事業所健診システム(Msm Server+Workstation)の機能追加として開発した。追加したデータ登録画面数は9、表示画面数は11,出力帳票数は7である。

3.結果 メディカルチェックや運動許可情報により、体力評価や増進のための安全性のチェックが強化された。体力年齢が出力され、体力や摂取栄養が各自の性別、年齢、生活活動強度により評価され、全国体力平均や栄養必要量に対する%として、今回と前回の比較レーダーチャートとして出力されるため、状態と変化が分かりやすくなった。

演題名 Webのデータ入力画面自動作成・データ管理システムの開発
氏名 山本和子
所属 株式会社ループス
連絡先 東京都文京区本郷2丁目 9-9-1001号
TEL 03-5684-3293
FAX 03-5684-3293
E-Mail kyam@dk9.so-net.ne.jp
抄録 データ項目を登録すれば、自動的にWebのデータ入力画面が作成されるシステムを開発したので報告する。本システムの特徴はデータ項目を組み合わせることにより、個別の入力画面を作成できること。入力方法としてキーボード入力以外にOCRや手書き線画の入力を可能にしていること。データ項目を中心にして入力から検索までを一貫して管理していること等である。一般の調査・集計や医療情報の入力ツールとして利用可能である。

演題名 言語知覚の単位を考慮した M 言語による日本語解析機能
氏名 高橋 亘
所属 関西福祉科学大学 社会福祉学部
連絡先 582-0026 大阪府柏原市旭ヶ丘 3-11-1
TEL 0729-78-0088
FAX 0729-78-0377
E-Mail takahasi@fuksi-kagk-u.ac.jp
抄録 失文法性失語症患者の発話を解析すると、文法能力の低下による日本語文の切断が観察される。失文法性症状にもかかわらず、連語もしくは文節単位で見ると文法的に誤りのない部分が観察されることは、人の言語知覚が意味単位を表す連語として記憶されているのではないかという仮説を彷彿とさせる。我々は人の言語知覚のあり方をモデルにした日本語切断機能を持つ漢字読み分けシステムを開発し、人の脳に優しい、視覚障害者向けユニバーサル・インターフェイスを開発した。我々のシステムでは ATR で開発された音声合成装置 CHATRによる自然な発声機能が組み込まれ、より自然な日本語の読み上げを実現している。

演題名 M 言語による手話と日本語の互換単位のデータベース
氏名 長谷川 直子、高橋 亘
所属 関西福祉科学大学 社会福祉学部
連絡先 582-0026 大阪府柏原市旭ヶ丘 3-11-1
TEL 0729-78-0088
FAX 0729-78-0377
E-Mail takahasi@fuksi-kagk-u.ac.jp
抄録 手話を言語単位として考えるとき、最小の記号単位は日本語のそれと異なり、いくらか日本語の単語を結合したものとして表現されることがある。従って、手話の単位は日本語と単語レベルに対応するのではなく、単語の多義性が一意的に解消する連語レベルに対応するものと考えられる。
この論文では手話の対応する連語と手話を表現する動画との対応関係を M 言語を用いてデータベース化することを試みたい。

演題名 M 言語による HTML の解析とユニバーサル・インターフェイス
氏名 清藤 秀樹, 高橋 亘
所属 関西福祉科学大学 社会福祉学部
連絡先 582-0026 大阪府柏原市旭ヶ丘 3-11-1
TEL 0729-78-0088
FAX 0729-78-0377
E-Mail takahasi@fuksi-kagk-u.ac.jp
抄録 視覚障害者のインターネットアクセシビリティを向上させるユニバーサル・インターフェイスを持つブラウザには、HTML のタグ情報や非タグ情報を解析し、HTML の持つあらゆる情報を整理し配備する知識整理機能が不可欠である。我々は M 言語のデータの階層構造と文字列処理関数を有機的に活用することにより、HTML の情報内容を効果的に整理する知識整理機能の制作を試みた。

演題名 M 言語による日本語解析機能を持つユニバーサル・メーラー
氏名 萩原浩之、井谷直基、中村哲郎、大橋俊斉、上堀 瞳、渡辺大樹、高橋 亘
所属 関西福祉科学大学
連絡先 582-0026 大阪府柏原市旭ヶ丘 3-11-1
TEL 0729-78-0672
FAX 0729-78-0377
E-Mail takahasi@fuksi-kagk-u.ac.jp
抄録 視覚障害者の E-メールへのアクセシビリティーを向上させるためのメーラーとしてM 言語による日本語解析機能を持つ音声ガイドを装備したユニバーサル・メーラーを開発した。 メーラーは MIME による base64 のエンコーディングとデコーディングの機能を持ち、添付ファイルや件名をコード化して送受信できる他、視覚障害者のための入力方式 として数字 2 桁による仮名入力の方法を採用している。

演題名 WeblinkDeveloperを用いた医師会イントラネットの構築とアクセス手法の検討
氏名 須谷聡史
所属 東海大学医学部医用工学情報系
連絡先 〒259-1193 神奈川県伊勢原市望星台
TEL 0463-93-1121(内線2663)
FAX 0463-93-5418
E-Mail suya@is.icc.u-tokai.ac.jp
抄録 神奈川県足柄地区及び三浦地区の医療機関の連携強化、地域住民との密接化、在宅医療支援、病診連携機能充実を目的とし、地域医師会のネットワークとして各医療機関に web 端末を配布し、情報交換することにした。患者情報や紹介書など、プライバシーに配慮すべき情報が含まれるため、ISDN によるイントラネットで情報交換することとし、医師会事務所内に専用サーバを用意した。一般の医師や医師会職員を操作者と考え、WebLinkDeveloper を用い、web ページですべてのデータ操作を可能とした。WeblinkDeveloper ではいったん基本部分ができるとweb のすべての要素をCache/Weblink のみで記述可能となる。そのため、改修などの効率が良くなる。今回、WebLinkDeveloperを用いてダイレクトとオブジェクトのそれぞれで作成し開発効率や、ベンチマーク、それぞれの特徴を中心に紹介し開発に際しての 課題などを論じる。

演題名 Cacheを利用したWebアンケートシステムの運用と評価
氏名 岡田好一、中山健夫、福井次矢
所属 京都大学医学部附属病院総合診療部
連絡先 〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54
TEL 075-751-4210
FAX 075-751-4211
E-Mail yoshio@kuhp.kyoto-u.ac.jp
抄録 国際的なアンケート調査では郵便物の送受の時間と信頼性により、従来は相当の準備と期間、郵送費を要していた。現在ではWebページを用いるアンケート調査が 可能になったと考え、論文著者へのアンケートシステムをCacheのWeb対応機能を用いて作成した。出力はODBC、Microsoft Accessを経由し、Microsoft Excelの形式とした。システムの概要を紹介し、結果の技術的解析を報告する。

演題名 病名DBのICD10対応化とその評価
氏名 石塚 琳(*), 里村 洋一(**)
所属 住友電工システムズ(株)(*), 千葉大学医学部附属病院医療情報部(**)
連絡先 千葉市中央区亥鼻1−8−1千葉大学医学部附属病院医療情報部
TEL 043-226-2346
FAX 043-226-2373
E-Mail kyorin@ho.chiba-u.ac.jp
抄録 千葉大附属病院では、新システムの運用に合わせて、MEDIS標準病名集v2.1に対応した病名システムへの移行を行った。ICD−9対応の旧病名集のマスターをICD10対応に切り替えると共に、190万件に上る過去の患者病名ファイルの自動変換を試み、件数にして96%の移行を終えた。残りの4%については、ICD10コードを保留として、その後の病名管理システム上で、順次対応することとした。2ヶ月に及ぶマスター変換と、約24時間に及ぶ、患者単位病名の変換の 過程と自動変換の手法について報告する。

演題名 診察券発行システムの製作
氏名 土屋 喬義
所属 土屋小児病院
連絡先 埼玉県久喜市中央1−6−7
TEL 0480-21-0766
FAX 2480-21-2230
E-Mail takayoshi@tsuchiya.or.jp
抄録 土屋小児病院では医事システムとしてU-MUMPS上で動作する住友電工のアクセルを採用し、これを中心にMSMとDDP接続し、医事システムよりリアルタイムに得られる情報を活用している。 23回Mテクノロジー学会にてこれらを活用した院内検査システム、職員出退勤システムについて、27回Mテクノロジー学会ではVB,MSM(Ver4.4.0),MSM−Activateを利用し、Windows端末よりリアルタイムでの患者数、医師稼働率の表示、薬剤情報の自動発行、入院治療計画書の自動発行、カルテ表書き発行時に病歴、入院歴、予防接種歴などの自動印字を行などについて報告した。27回Mテクノロジー学会では、MSM−PDQWebを使用し、MSMよりWebサーバを介するクライアントサーバーモデルを使用した事務会計、棚卸システムを報告した。職員勤務表作成
システムの開発も行なった。今回VB,MSM(Ver4.4.0),MSM−Activateを利用し市販の安価なラミネートシールプリンタ(ブラザーPタッチ)とプラスチックカードを利用したバーコード付き診察券発行システムを作成した。カードの出来栄えは良好で十分な使用に耐えるものであり、また安価バーコードは安価に作成でき作業効率が上がるため今後の活用が期待される。

演題名 MとPHPとのインターフェイス
氏名 沢田 潔
所属 名古屋第二赤十字病院 医療情報部
連絡先 〒466-8650 名古屋市昭和区妙見町2-9
TEL 052-832-1121(内線 10111)
FAX 052-832-1130
E-Mail sawa@nagoya2.jrc.or.jp
抄録 名古屋第二赤十字病院ではM言語である住友電工U-MUMPSを用いた病院情報システムが稼動している。また業務/診療支援サブシステムとしてHISデータを活用した院内開発によるWeb+MCGIシステムも稼動している。
 一方PHPは、HTMLファイル内に記述するタイプのスクリプト言語であり、処理速度が高速でサーバ負荷が小さく広範なWebアプリケーションを容易に作成できる。今回我々は、M-DBとPHPのインターフェイスを開発し、M-DBハンドリング(M言語)とWebアプリケーションロジック(PHP)を分離した開発手法に取り組んだので報告する。

演題名 Cache'による電子帳票ソリューションの開発
氏名 三枝 貴、上村 彰宏、杉山 閑照
所属 コンパックコンピュータ株式会社 ビジネスインテグレーション推進本部
連絡先 東京都杉並区上荻1−2−1/大阪市中央区城見1−2−27
TEL 03−5349−7090/06−6937−5130
FAX 03−5349−7545/06−6937−5070
E-Mail Shizuteru.Sugiyama@jp.compaq.com
抄録  電子帳票分野における、昨今の動向(電子帳簿保存法、e-Japan構想etc)を視野にいれ、自社開発によるソリューションの販売促進、技術蓄積を目的とし、電子帳票システム「ePrint-f エンタープライズ版」の開発を着手した。今回、その機能概要とどのように開発を進めているかを紹介する。

 

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